「デザインは、売りたいものをデザインしてはいけないんだ。
メーカーが伝えたいものを形や機能に情熱と誠意をこめて
デザインする」
売れないデザインでは、お仕事依頼されないんじゃない?
「そうだね。売りたい!と思ってマーケティングに頼ると、
コンシューマに阿ったものになってしまう。その時は喜ばれても
すぐに飽きられる。今ある息の長い商品は、新規開発のときから
社内からの抵抗が大きく、決してすんなり製品化されて
いなかったと思う。僕は、そういう製品をコンシューマに
提供できるデザイナーでいたい。
デザイナーは地味で目立たない仕事だけれど、
僕のデザインした製品は、ずっと残る。
激しいスポーツカルチョでも、マルディーニのような
ベテラン選手ががんばっている。体は衰えていくけれど、
経験がその衰えを包括し、逆に進化している。
日本で言えば伊達公子。僕は一生デザイナーとして生きたい。
だから独立した。僕の人生そのものだから。」
NEP-D
Kommentare