top of page
執筆者の写真SantilloFrancesco

(18)株式会社ネプチューンデザイン

「デザインは、売りたいものをデザインしてはいけないんだ。

メーカーが伝えたいものを形や機能に情熱と誠意をこめて

デザインする」


売れないデザインでは、お仕事依頼されないんじゃない?


「そうだね。売りたい!と思ってマーケティングに頼ると、

コンシューマに阿ったものになってしまう。その時は喜ばれても

すぐに飽きられる。今ある息の長い商品は、新規開発のときから

社内からの抵抗が大きく、決してすんなり製品化されて

いなかったと思う。僕は、そういう製品をコンシューマに

提供できるデザイナーでいたい。

デザイナーは地味で目立たない仕事だけれど、

僕のデザインした製品は、ずっと残る。

激しいスポーツカルチョでも、マルディーニのような

ベテラン選手ががんばっている。体は衰えていくけれど、

経験がその衰えを包括し、逆に進化している。

日本で言えば伊達公子。僕は一生デザイナーとして生きたい。

だから独立した。僕の人生そのものだから。」


NEP-D

最新記事

すべて表示

(1)転職

フランコさんは、3年くらいごとに勤め先を変えた。 飽きっぽいわけでも、いい加減なわけでもない。 「今の会社がいやだからと転職しても、問題は同じさ。 カーデザイナーとしての経験を積みたかったんだ。」 デザイン会社、メーカーのどちらも経験した。...

(2)会社事情その1

フランコさんから興味深いことを聞いた。 「イタリアと日本では、会社のイメージが ずいぶん違うんだ。」 イタリアから見た日本の会社のイメージは、 バリバリ働く忠犬(誉めています)。 ところが、仕事中や会議中に、ウトウトしている 怠け猫(なぜネコ?)もいるんだって。...

Kommentare


bottom of page