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SantilloFrancesco
2020年3月24日読了時間: 1分
(7)イタルを去る
あんなに憧れて入社したイタルデザイン。それでも・・・。 フランコさんは、イタルに二度入社して二度退職した。 イタリアでは、転職してキャリアアップするのは ごく当たり前のこと。 イタルに入社してしばらくすると、ジョルジェット・ ジュジャーロの元で仕事をする機会に恵まれた。...
SantilloFrancesco
2020年3月23日読了時間: 1分
(8)ピアッジョへ
フランコさんは、1994年1月、イタルからピアッジョへ 転職した。ピアッジョは斜塔で有名なトスカーナのピサに ある。ベスパVespaが有名だけれど、元々は船舶や航空機の 会社。第二次大戦後、二輪を開発、ヨーロッパ最大手の...
SantilloFrancesco
2020年3月22日読了時間: 1分
(9)メルセデスへ
1995年11月、イタルへ戻ったフランコさん。 仲間も快く受け入れてくれた。再入社後すぐに、 プロトタイプFiat Formula 4を担当した。 今でも、カーデザイナーなら誰もが知ってい るクルマ。 人の記憶に残るようなクルマを担当することは、...
SantilloFrancesco
2020年3月21日読了時間: 1分
(10)トヨタへ
「これからしばらく、会いにこられなくなるよ。」 いつもと違う様子。僕ももう慣れっこで、 “次はどこに行くの?”なんてはしゃいで尋ねると 「ニッポン。2年後の冬に迎えに来るよ」。 そんなに?“ニッポンってどこ?2年後って?” それまでは、次の目標のために転職してきた...
SantilloFrancesco
2020年3月20日読了時間: 1分
(11)トヨタで
フランコさんの勤務地は、豊田市本社。 東京でもその近郊でもない。トクガワの出身地。 徳川は、当時の都京都ではなく、片田舎の江戸を 首都として鎖国政策を図った。 「知らなかったけれど、その当時、イタリア人なんかも 宣教師として来日していたらしいよ。」...
SantilloFrancesco
2020年3月19日読了時間: 1分
(12)ホンダへ
2年でイタリアに帰るはずが、気がつけば5年目を 迎えていたフランコさん。どうやらこの間に ニッポンの子猫ちゃんと結婚していた! 「僕は結婚しない」と言っていたのに。 トヨタとの契約は5年が満期。その後どうするか。 フランコさんはトヨタに残って会社員として...
SantilloFrancesco
2020年3月18日読了時間: 1分
(13)ホンダで学んだこと
ホンダのクルマは、低床・低重心ミニバンで、容量は大きくても コンパクトが特徴。 同じミニバンでも、低床・低重心はスポーティ感を与える。 たった5年が過ぎただけなのに、時代は2Dから3Dへ移行していた。「PhotoShop」は当たり前。3Dソフトを駆使できるようになりたいと思...
SantilloFrancesco
2020年3月17日読了時間: 1分
(14)日本のカーデザインの現場1
「辛口かもしれないけどね。」前置きしてフランコさんは言う。 「アルファ、アウディ、BMW、ポルシェときけばすぐに イメージが浮かぶけど、トヨタ、日産、ホンダと聞いて形が浮かぶ?」 「日本のメーカー内にいて感じたこと。ひとつは、先に完璧な...
SantilloFrancesco
2020年3月16日読了時間: 1分
(15)日本のカーデザインの現場2
もうひとつは、分業されすぎていること。 日本人は、なんでもコンパクトにしてしまうくせに、 コンパクトなものを作るのに、大きな組織を必要とする。 イタリアでは、デザイナーがアイデアからデザイン、 モデル製作、製品化まで関わる。...
SantilloFrancesco
2020年3月15日読了時間: 1分
(16)日本のカーデザインの現場3
ロゴがなくてもどこのクルマかわかるクルマを作っている 会社は、デザインアイデンティティ確立に心血を注いできた。 似通った性能のクルマを他社と差別化するには、 デザインしかないからだ。日本車はどうか? 社内にではなく他社に似たようなクルマが存在する。...
SantilloFrancesco
2020年3月14日読了時間: 1分
(17)日本のカーデザインの現場4
若い日本メーカーのカーデザイナーは、 フルモデル製作の経験が少なすぎる。 最近は、経費削減でモデル製作から3Dデータ化へ 移行している。猫にとっても人間にとっても、 感触というのは物を認識する機能。 リアルサイズでモデルを製作し、 実際に見て触ってみることは、...
SantilloFrancesco
2020年3月13日読了時間: 1分
(18)イタリアのカーデザインの現場
「イタリアのコンシューマーは、デザインが悪いものには 見向きもしない。」たとえそれが以前売れていたクルマでも、 新車のデザインが悪ければさっさと違うメーカーに乗り換える。 美しくないものを1分1秒たりとも所有していたくないからだ。 カルチョ(サッカー)でも同じ。...
SantilloFrancesco
2020年3月12日読了時間: 1分
(19)クルマ - 情熱 = ただの箱
車(macchina)とクルマ(Auto)は違う。 今の日本で売れるのは、ボックスカーばかり。 四角くすれば当然、丸いクルマより容量は増える。 しかし、「はっきり言って格好が悪い。」 「冷蔵庫にタイヤがついている。」とも。 機能がよくて安いから売れるのであれば、...
SantilloFrancesco
2020年3月11日読了時間: 1分
(20)独立
「“この流れからみると次の行は「独立」と書きたいね。”と 僕の履歴書を書きながら子猫が言ったんだ。 独立なんて考えてことはなかったよ。 でも“独立”という言葉がはっきり頭に浮かんだら、離れなくなって。」 大胆な子猫ちゃん。 イタリアの場合、いいデザイナーはどんどん外に出て、...
SantilloFrancesco
2020年2月26日読了時間: 1分
(2)会社事情その1
フランコさんから興味深いことを聞いた。 「イタリアと日本では、会社のイメージが ずいぶん違うんだ。」 イタリアから見た日本の会社のイメージは、 バリバリ働く忠犬(誉めています)。 ところが、仕事中や会議中に、ウトウトしている 怠け猫(なぜネコ?)もいるんだって。...
SantilloFrancesco
2020年2月22日読了時間: 1分
(6)転勤
「すぐに子猫は僕の力になった」 どんな? 「年に1度の査定が終わってしばらくしたとき “来年1月から東京へ転勤です”と言われたんだ。」 テンキン? 「僕が勤めていたのは、トヨタ本社。愛知県豊田市。でも 東京にデザインスタジオがあって、そこへ行け、という訳さ。」...
SantilloFrancesco
2020年2月20日読了時間: 1分
(8)社員と契約社員 その2
イタリアでは、社員雇用が普通だよね。 「今はそうでもないけれど。」 デザインの仕事はプロジェクトごとになっているはず。 単純に期間限定の契約って有効? 「デザイナーの場合、プロジェクトを請け負う契約のほうが しっくりくるかな。今まで話してきたのは、労働契約。」...
SantilloFrancesco
2020年2月17日読了時間: 1分
(10)自分を生かすには
Tra il dire e il fare c'e di mezzo il mare. 独立って、言うほど簡単じゃないよね。 「当然。仕事も自分で取らなきゃいけないし」 営業するんだ 「Chi cerca trova.転職活動と同じ。“僕はこれが やりたい。...
SantilloFrancesco
2020年2月12日読了時間: 1分
(15)準備 お金を借りる
「子猫が“私の会社の近くに何件か建築中のビルがあるよ。 オフィスだといいね”と言っていた建築中のビル。 毎日前を通っていたある日“事務所”の文字を見つけたんだ」 グッドタイミング! 「すぐ電話したよ。そうしたら3月にできるって。」 5月会社設立にぴったり!...
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